50代の乾燥肌に効果がある漢方薬を紹介!

50代の乾燥肌に効果がある漢方薬を紹介!

皮膚の表面には、皮脂膜があります。肌細胞が古くなってくると表面の角質がポロポロ落ちて、新しい皮膚へと再生されます。しかし、乾燥肌の人は正常な肌の人より皮脂膜が薄いので、水分が蒸発しやすくなっています。

 

また、ホコリやダニなどの異物やアレルギー物質が入ってきやすいので、アレルギー反応を起こして、痒くなってしまいます。なので、乾燥肌には水分を与えて、肌を潤してからクリームで肌に蓋をすることが大切なこととなります。漢方は、様々な体質によって乾燥肌を治すことができます。

 

気血両虚タイプ

気血両虚とは、元気の気と血液の両方が不足している状態です。どちらかというと、体の線が細い貧血タイプです。症状は、冷え、めまい、立ちくらみ、疲れやすい、動悸、息切れ、眠りが浅い、髪が細く抜けやすい、詰めがもろく割れやすい、経血が少ない、舌が淡く歯型が付く等です。血行が悪いと、栄養が行き渡りにくくなり、肌のターンオーバーが乱れて乾燥肌を招いてしまうのです。

 

このタイプの場合は、目を使い過ぎないことがポイントとされています。赤と黒の食材を中心に取り入れることで、乾燥肌を改善することができます。クコの実、ひじきなどの海藻類、人参、レバー、小豆、黒豆、きのこ類、山芋などがお勧めです。

 

しかし、食事だけで感想肌を治すのは大変です。漢方で治す場合は、婦宝当帰膠、十全大補湯、参茸補血丸、八珍湯、加味逍遥散などが適しています。

 

津液不足タイプ

津液不足とは、体に必要な水分が不足している状態です。症状は、手足、顔の火照り、口が乾く、唇がカサカサ、シワが出来やすく敏感肌、髪のパサつき、便秘、肘、膝、くるぶしが乾燥し硬くなっている、舌が赤く乾燥気味等です。

 

体の体液が不足しているので、体を冷やすことができなくて、肌トラブルが出てしまうのです。津液不足の人が症状を改善するためには、夜更かし、アルコール、喫煙、辛い食べ物は厳禁です。何故なら、余計に体に熱が籠りやすくなるからです。

 

このタイプは、酸味と甘味のある果物を食べて、体の熱を取り除くことで改善していくことができます。例えば、梨や百合根は肺を潤してくれます。他には、蓮根、豆乳、黒ゴマ、しじみ、白木耳、菊花茶がお勧めです。

 

また、漢方では、杞菊地黄丸、瀉火補丸、香西洋参などを服用すると、症状が改善されて、乾燥肌も治ってきます。これらの漢方薬は、健康を維持するためにも有効です。

 

不眠からくる乾燥肌

睡眠は、バランスの良い食事を摂ることと同じくらい大切なことです。寝ている間に休息したり、傷口の修復をしたり、人間の生命活動に必要なことが睡眠中に行われているからです。

 

脳には下垂体というホルモンを分泌する場所があり、寝ている間に成長ホルモンを分泌します。しかし、不眠が続くと成長ホルモンの分泌が不足し、肌の調子が悪くなるだけでなく、ホルモンバランスが乱れてしまいます。

 

心脾両虚タイプ

寝付きが悪く、夢が多く、眠りが浅いタイプ。帰脾湯、加味帰脾湯、人参養湯などの漢方で不眠を改善していくことができます。これらの漢方薬は、単に眠れるようにするものではなく、不眠に付随する冷えや血流不足などを改善していくことができます。

 

心腎不交タイプ

このタイプは、手足の火照り、寝汗、口の渇き、耳鳴りなどの症状があるため不眠になります。天王補心丹、知柏地黄丸、六泰丸、桂枝加竜骨牡蛎湯などの漢方薬で改善することができます。

 

体質に合った漢方薬を探すのは大変なことです。初めて漢方薬を試す場合は、漢方専門の薬局で、相談した上で処方してもらうことをお勧めします。また、漢方薬は、依存性がなく安心して服用することができますが、即効性はありませんので、長期間に渡って飲み続けることがポイントとなります。

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